現場の声を反映させる重要性

営業戦略会議といえば、通常は営業部門のメンバーが中心となり、顧客へのアプローチ方法や販売戦略を練る場です。
しかし、営業一人だけで戦略を考えることが果たして最良の方法でしょうか?
これを考えさせられたのは、先日の営業戦略会議の中で、顧客アピールをHPに実施していく際に、そもそも今期のスローガンは?←「全社員が営業マン」という上司やコンサルの方とのやり取りからでした。

実際のところ、営業が現場の意見を取り入れないまま戦略を立てるのは、片手落ちと言えるかもしれません。
製造現場のスタッフも日々、多くの改善活動を行っており、それらの改善によって得られた成果や知見は、顧客に対して大きなアピールポイントとなる可能性があります。
現場の意見をHPの記事に取り入れることで、より実践的かつ説得力のある内容が生まれるのです。

例えば、製品の品質向上や製造プロセスの効率化に成功した事例があれば、それを新規顧客に向けたアピールポイントとして活用できるでしょう。
さらに、これらの現場の取り組みをホームページやブログ記事として公開することで、顧客に対する信頼性を高め、製品やサービスへの興味を引き出すことが出来るかもしれません。

現場の声を反映させることの重要性は、単に営業戦略の幅を広げるだけでなく、会社全体の連携を強化し、企業全体の競争力を向上させることにもつながります。
営業部門が現場と密接に連携し、現場からのフィードバックを積極的に取り入れることで、より多くの新規顧客を引き寄せ、持続的なビジネスの成長を実現することができるのです。

営業戦略会議に現場の声を取り入れることで、組織全体のシナジーを生み出し、競争力を高めることができる。

よく3現主義という言葉があります。
「現場」「現物」「現実」
それぞれの頭文字を取った言葉で、製造業などのモノづくりの現場で生み出された考え方。ビジネスを含めあらゆる領域の問題解決に適用できる言葉です。

現場の知見と改善活動をフルに活用し、新たな顧客層を開拓するための新しいアプローチを考えていきたいと思います。

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