雲・雨・傘
おはようございます。
相手に分かりやすく伝える(報告)為には、「雲・雨・傘」の理論が必要であると最近勉強しています。
みなさんもよくありませんか?ある人が「今これについての問題が出ています(報告)、どうすれば良いでしょうか?」※私もよくやってしまいます。
これでは「薬を出さない医者」という表現をするそうです。
あなたはヘモグロビンが…赤血球が…白血球が…血糖値が…○○が悪いですね。はい。お伝えしました。ではどうぞこの先はお考え下さい。
んん??となりませんか?「だから何なの?どうしたいの?」って
皆さんもご存じの通り、昨今は新型ウイルス・環境・働き方と市場もニーズも変化し、例えば車業界で言えば、「車を売る事をやめます。モビリティカンパニーに変革します」という有名な言葉が出るほど、既存をいつまでもやる時代に終わりが見えてきています。
新しい製品を採用してもらうには、単純なストーリーで採用に至るほど簡単なものではありません。
当然、その製品を勝ち取るために競合だっています。それらは国内に留まらず、海外が主流となっています。
いつだって問題解決が求められます。
問題は、ある「結果(事実」)から「解釈」し「アクション」までをしっかり区別して解決していかなければいけません。
この「雲・雨・傘」の言葉は、より分かりやすく例に挙げて説明してくれています。
①事実:「空を見ていると雲が出ている」
②解釈:「曇っていると言う事は、雨が降り出しそうだ」
③アクション:「雨が降り出しそうだから、傘を持っていく」
例えば上司から年間売上が下がっているからデータを纏めといて欲しいと言われたとします。
顧客売上データをシステムから引っ張りだして表に纏めて「表に纏めました!確認お願い致します。」と報告。これでは物足りないわけです。何故ならそこに自身の解釈とアクションが無いからです。
何故売上が下がっているのか?顧客情報と売上数値が比例しているのか?だとすると次のアクションは何をしなければいけないのか?
勉強している資料には、3つのうちどれか一つだけ報告しただけでも筋道が見えないのでダメと言う事です。必ずセットで報告する事。
私なりに解釈とアクションを考えるのであれば、これにプラスして付加価値が付けられるかどうかを提案することです。
具体的になにかって?
傘もあるけどレインコートもありますよと伝えられるようになる事です。