目的を理解し最善の手段を取れ

目的と手段を履き違えてはいけない。というテーマで。

これは、何事の行動にも当てはまる礎のように感じる。

車販売時代に良く言われたことだ。

例えば、車販売の営業マンが、新規のお客様の欲しい車の要求を全て受け入れた車を販売したとする。

最初こそ、互いの売買目的が達成され、お客様も全ての要求に合致した車を手に入れた満足感でテンションが上がる。しかし、その後、理想と現実の維持費に対応しきれず、数ヶ月で手放す判断をし、車のローン残価の借金と、新たに購入せざるを得ない車の2重ローンを支払うリスクに見舞われた。

お客様は、営業マンに対してなんとなく怒り、なんとなく罪悪感が生まれる。

営業マンはその後、リピート数が伸びない事に悩んでしまうという事例を聞いた事がある。

営業の視点で言えば、売る手段のみが先行して、本来の「車販売=ライフパートナー」という目的を理解していないというところが足りない部分。

お客様の視点で言えば、本来「何のために」車を購入しなければならないのか・・・の目的を外し、理想ばかりの車を追い続けた結果。

では、組織に属している私達においても、互いに「共有される目的」を達成させる為に用いる手段(方法)を取っているか。理解しているか?という点について特に社員は意識しなければならない。

達成しなければならない「目的」がしっかり共有されていなければ、各自がとる手段は的外れになる。すなわち人ごとに違った手段(方法)となって結果目的達成は未達となる。(考え方も一緒)

やるべきこと、全うしなければならない事(目的)に対して、最善の手段(方法)を考え実行したか?という点を理解して、次回の目標達成に向けて実行しているかという事。(言い訳は、言葉も数字も後が続かない←痛い所)

そして、私達社員というものは、組織というものは、決して「マイナス方向の考え方で、目的を設定しない」という事を理解してほしい。

すごく単純なこと。「どうしたらやれるか」を他人や政治任せでなく、現実的に自分たちが感じ取り行動に移していく究極の「プラス思考集団」である事を調和とし、そこに「重み・攻め・防御」という強みがあると感じてほしい。

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