滋賀工場

当社の滋賀工場の5Sを進めています。
設備をどかして床にペンキを塗る。 前回のベトナム記事でも書きましたが、5Sの基本は床を綺麗にすることから始めるべきです。 床(足元)が綺麗になったら、ちょっとづつ目線を上にあげて棚の上や設備の上など整理整頓をしていけば自然と5Sが仕上がって行きます。 足元の清掃は大事で、床に何も置いてなければ、製造をしていて余計な物や材料の溢れがあったら目立って掃除しなければという気になります。 また白線や黄色線で通路と作業場の区分をしっかり行っていれば、仕掛品と材料の置き場が明確になり、それ以外の物が置けなくなり、自然と整理が出来てきます。 言葉にするのは簡単ですが、実際に整理整頓をして行くのは大変なことで、製造をしながらとなるとかなりの労力となります。 それでも、本社や那須工場のメンバーが応援に行ってくれて、日夜5Sを進めてくれています。 客先の工場監査もあいまって、いついつまでに綺麗にしなければならないという明確な目標が出来れば、自然とその目標に向かって作業が進んでいきます。 私は別件で工場へ何日か寄っただけで、皆に労いな言葉を掛ける事でしか役に立てませんが、1日中現場に入って真っ黒になって帰る姿を見ていると、本当に感謝しかありません。
それでも一つの拠点(工場)を立ち上げるというのは、本当に大変だと気付かされます。 本社のある神奈川県内の近場であれば、また違うのかもしれませんが、新幹線と電車で3時間半、車であれば6時間となれば、移動だけでも半日がかりとなってしまい、何か気になることがあっても、すぐに現地へ行くことも容易ではありません。 他にも新規事業をいくつか立ち上げており、計画書を作ってあっても、計画通りに物事が運ばない不安ばかり残ります。 それでも「勢い」を持って、新事業へ取り組んで行かなければ、将来への不安の方が大きく肩にのし掛かります。 現状は、既存ビジネスで稼いだ利益が全て新規事業へ投資している状態であり、毎月の試算表を見る度に、早く立ち上げて採算ベースにして行かなければと、プレッシャーばかりのし掛かります。
米国への関税問題や米中貿易戦争など、各国の政治的な要因で経済が不安定となり株価も乱高下しています。その不安定で先が読めない状況であっても、我々中小企業は、常に前向きに勢いを持って事業へ取り組んで行かなければなりません。
日本も含め、近年スタートアップ企業が減少しているとニュースにありました。 企業として、挑戦する勇気を常に持たなければ、成長はしていけません。 それでも「身の丈の経営」というのは、常に頭に入れておかなければならないということでしょう。 悩みは絶えませんね、

関連記事一覧