
昭和レトロ
銭湯の数は、ピーク時の1968年には約18,000件ありましたが、2022年には2,000件弱にまで減少したとのことです。
滋賀工場ではこの1週間、レイアウト変更に伴う設備移動や清掃、ペンキ塗りなどで、毎日埃まみれになりながら作業を行っていました。宿舎に帰ってからはシャワーで汚れを落としていましたが、たまにはお風呂に入りたいと思い検索してみると、銭湯があったので行ってみました。近くに車を停め、煙突を目印に近づくと、入り口から女湯・男湯が分かれており、中に入ると番台さんがいるという、昔ながらの昭和感あふれる銭湯でした。浴室内は狭すぎず広すぎず、壁には定番の富士山……ではなく伊吹山の絵(滋賀県なので)が描かれており、熱めの湯船で疲れを癒してきました。
13歳までの子供時代を昭和で過ごしました。今の子供たちと比べると、昭和のほうが良かったなぁと懐かしく思うことが多々あります。世の中は大きく様変わりしました。確かに便利にはなったと思います。交通網は整備され、情報にも簡単にアクセスできるようになり、経済的な効率はかなり向上しています。また、犯罪件数や事故件数も右肩下がりで減ってきていると聞きます。
現代では、銭湯はスーパー銭湯や健康センターに姿を変え、こうした施設の数は増えているとのことです。時代に合わせて効率化されたサービスなのでしょう。哀愁漂う昔ながらの銭湯も風情があって良いのですが、やはり時代の変化には逆らえず、変化についていかなければ次第に淘汰されてしまうのです。
当社も50年の歩みの中で、その時その時の時代の変化に対応してきたからこそ、今があるのだと思います。過去を大切にしつつ、新しい変化にも柔軟に対応していきたいものですね。
