
雅楽隊「雅狼」
先週の土曜日、湘南ドルフィンズ・マーチングバンドの30周年記念公演に、当社の雅楽隊「雅狼」が参加し、演奏を披露させていただきました。 私自身も笙の奏者としてこの貴重な舞台に立つことができ、非常に感慨深い経験となりました。
雅楽とは?
雅楽(ががく)は、千年以上の歴史を持つ日本の伝統音楽であり、宮廷や神社仏閣で奏でられてきました。雅楽には、管楽器(笙、篳篥、龍笛)、弦楽器(琵琶、箏)、打楽器(太鼓、鉦鼓、鞨鼓)など、多様な楽器が用いられ、荘厳で神秘的な響きを生み出します。
雅狼としての演奏
今回の公演では、「雅狼」としての演奏機会をいただき、メンバーと共に舞台に立ちました。私が担当した笙は、雅楽において独特の和音を奏でる楽器で、全体の響きを支える重要な役割を担っています。
演奏が始まると、会場は静寂に包まれ、笙の音色がゆっくりと広がっていきました。篳篥(ひちりき)の鋭い音色、龍笛(りゅうてき)の流れるような旋律、そして笙の温かみのある和音が重なり合い、神秘的な空間を創り出しました。
花束贈呈と感動の瞬間
演奏を終えた後、驚くことに湘南ドルフィンズのメンバーの子から花束をいただきました。
まさか自分が花束を受け取ることになるとは思っておらず、感激の気持ちでいっぱいになりました。この温かい瞬間に、音楽を通じて人と人がつながる素晴らしさを改めて実感しました。
雅楽の魅力を未来へ
雅楽は、日本が誇る伝統芸能のひとつです。しかし、現代では生で聴く機会が限られているのも事実です。今回の公演のように、雅楽が多くの人に触れる機会が増えれば、その美しさや価値が次世代へと受け継がれていくのではないでしょうか。
今回の公演を通じて、雅楽の魅力を改めて感じることができました。このような素晴らしい機会を提供してくださった湘南ドルフィンズの皆様に、心から感謝申し上げます。