海外出張
先週は海外へ行ってきました。
香港のお客様との打ち合わせついでに、中国との国境を跨いで深圳にも行ってきました。
旧正月前で街ゆく人たちが慌ただしく賑わいがありましたが、香港と深圳ではちょっと状況が違っていました。
今回の出張は日曜を挟んだので、駅前のショッピングモールに行ったのですが、香港は人人人で溢れんばかりの人たちがショッピングを楽しんでいましたが、深圳のショッピングモールは、あまり人の姿を見かけませんでした。 理由を聞くと、店で試着だけして後はネットで購入するスタイルが主流になっているとのこと。 確かにモール内のレストラン内はお客がいっぱいでしたが、洋服や雑貨などのお店には客はおらず店員さんしかいない状況。店で買うよりネットで買った方が10%〜20%安いのであれば、店には行かないですよね。
おそらく香港でも同じ現象がありますが、中国ほどネット販売の競争が多くなく、大陸との境には税関があるので、香港ではまだウインドショッピンを楽しむお客さんが多いのでしょうか。 香港の知り合いが言うには、休日は皆中国に渡って美味しい食事をしたり、マッサージを受けに行ったりするそうです。 中国の物価が上がったと言っても香港の物価には未だ届いてない状況であり、私も香港の街の小さなレストランで普通に食事をしたら、日本円で1万円(500HKD) 麻婆豆腐と唐揚げとビール2本ですよ、それであれば深圳へ行きますよね。 その為、休日の朝のイミグレ前には香港人の行列ができており、外国人レーンには私一人だけ。 コロナ前は欧米人などたくさんの外国人旅行者がいたのに、ちょっと不思議な光景でした。
出張とは言えこの円安での海外は、本当に損した気分になります。ちょうど一緒に来ていた日本のお客さんも、空港からのバスでの移動にオクトパスに300HKD入れましたが、よくよく考えたら6,000円ですよと苦笑していました。
気になる経済については、まだまだ苦しい状況が続いています。
街はEV車がたくさん走っていましたが、ちょうど現地の責任者から燃えるEV車の動画を見せて貰いました。
これだけたくさんのメーカーがしのぎを削っているEV市場だけに、価格競争と品質のバラつきが起こりますし、何十万台、何百万台と市場に出ていれば、ゼロにするのは至難の業でしょう。 しかし、もし日本で同じことが起これば大問題となり叩かれますが、中国ではそういった問題も含めて市場に投入してくるので、どんどんチャレンジしていく中国の方が何倍も何十倍も早く技術が確立され、シェアが増えている理由かと思います。
数年前のCMで「やっちゃえ日産」と永ちゃんが宣伝をしていましたが、安全性は最重要ですが、そのチャレンジ精神も大切でしょうね。