五金城

中国赴任中、生産現場や工場立ち上げの時に必ずお世話になるのが五金城。五金城には、ネジ、釘、ボルト、配管部品や工具類のように工業用部品、電気関連部品などなんでも売っています。工場立ち上げ時にはあれがないこれがないという時は五金城に行けばなんとかなるのです。広大な敷地に大きな建物の中にネジ屋さん、工具屋さん、電気部品屋さんなど個人商店があつまって形成される市場で、内容は日本のホームセンターDIYショップに近いのですが規模が広大です。売り方もばら売りでネジ一つにしても様々な種類を大量に置いてあり、kg売りそして価格も安いのです。中国での大量生産大量消費の勢いを感じたものでした。

最近日本で工場に入ることが多く設備の設置を行いますが、やはり細かい部品がないことが多くホームセンターに走っています。配管部品を買いに近くのホームセンターに行き探すのですが、配管部品は太さ毎、ネジの大きさ毎そして継ぎ手の種類毎で無数の商品ライナップが必要です。しかし、代表的なサイズしかなくそしてあったとしても、1つか2つしか置いておいていなく部品は揃わずじまでした。結局事務所に戻り、ネットで購入することに。たしかにネットであれば揃わないサイズはないくらい、検索すれば一発で出てきます。しかし、この部品でいいのかなぁと相手の部品に合わせながら買いたい時には試すことができず添付されている図面を見ながらの慎重に購入となるのです。日本も昔の大量生産の時代と違い必要なものを必要だけ質の良いものを購入する、サスティナブルな時代へと変わってきているようです。

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