仕事の依頼
当社を退社した子が新しい職場(当社のお客様になります)から仕事の依頼をしに来てくれました。
嬉しいですね、恩返しと言ったら語弊があるかもしれませんが、それでも当社の技術や管理体制を理解した上で、上司を連れて当社へ来ていただけるというのは、とても嬉しいことです。 まだ1〜2年ですが、上司の期待も評価も高く、成長した姿を見れたのも嬉しかったです。
さて、先週はほぼ出張に出ていました。 新幹線を乗り継いで、現地でレンタカーを借りて走り回っていました。レンタカーも、ニコニコレンタカーの小型車を借りて経費削減。車は古く当たりハズレもありますが、サービスも良いし、どうせ移動だけなので走れば良いという考え、走行中に多少カタカタ言っても、色がピンクであってもお構いなしです。
今回の仕事は、複数社に加工を依頼して完成させるものです。 その為、一社一社を挨拶しながら仕様を決めていかなければなりません。 相手の規模も、大小様々で、突然来た若造(私)に警戒されながらも、頭を下げながら丁寧に仕事をお願いしてきました。 私の誠意が伝わったのか、話しているうちに加工の注意点や他社の事例など、色々と教えてくれるようになり、帰る頃には笑顔で見送ってくれました。
私の名刺には代表と書いてあるので、初見でもそれなりの対応をしてくれますが、それでも事務所の片隅や工場内で立ち話であったり、ナビ通りに走ってもなかなか会社にたどり着けず、予定時間に遅れて謝りの電話と行き方を聞いたりと、いち営業担当に戻った気持ちで結構楽しい仕事でした。 自分の足で仕事をするってこんな感じだったなと、初心を思い出します。
お客様には当然ですが、仕入先様へも誠心誠意お願いに上がらせていただくこと。最近ニュースで下請法違反や過度な値引きなど世間を騒がしていますが、会社の上層部が、普段から相手が誰であろうと敬意を持って接していれば、誤解や過ちは犯さないのではないでしょうか。 我々製造業において、確かに主役は「モノ」ですが、それらを作り込むのは「人」です。 その人に敬意を払わなければ良いモノは生まれません。 長年組織にいるとその初心をどこかに忘れて来てしまうのでしょうか。
仕事の基本は「敬天愛人」ですね。