自分を表現する
先週の社内イベントの中で行った「リベート大会」、参加者(社員)の意見を聞いていて、なかなか面白い企画だったと感じました。 自分の価値観や考え、知識を活かして、相手の主張を崩し議論していく。 感情に訴えたり、理論的に説明したりと、その人の性格も出たりしますし、また普段あまり会話しない人が、こんな考えを持っているのかと、相手のことをもっと知ることができます。 なかなか良い内容だったなっと、後々感じましたし、一つルールに、批判や相手を傷つける発言をしないというルールも、当社らしくて良いなっと感じました。
リベートというと、Youtubeのひろゆきさんを思い浮かべますが、社会人として自分の考えを人前で話すというのはとても大事なことだと考えます。 例えば、自社の製品を販売する営業マンにとっては、お客様に納得して貰えるようなエビデンスやデータを使って、自分の言葉で相手に理解を得ることが必要で、かなりのコミュニケーションスキルが求められれます。 勝負ごとでは無いので、相手を完全否定せずに、相手の疑問点を解決していく。 また相手の上司や周りの人たちにも納得して貰えるように仕向けなければなりません。 他にも、工場監査などの監査員に対しても、部門長として自分がやっている仕事や、今後どのように改善して行きたいかなど、監査員の質問に理論立てて返答して行き、監査員を納得させなければなりません。 当然、口先だけではダメなので、監査前の準備がしっかりとしていなければならないし、普段のチェックや管理がしっかりされていないと、そこを指摘されてしまいますが。 ちょうど今週から当社グループでのクオリティーカップが開催されるので、実践してみる良い機会ですね。
仕事というのは、楽しいと思うことが大事だと感じます。 その中に、自分の意見を述べて相手に評価して貰えたり、自分が考えて進めたことが成果や改善に繋がったり、そのような経験が自分に達成感が得られ、きっと仕事が楽しくなるでしょう。
ある大学教授が「人の幸せ」には2種類あると述べています。 一つは、Hedonic Well-being と言うもので、単純に「うれしい」「楽しい」などポジティブな感情を持つ体験で、例えば、仕事が終わって仲間と食事やお酒を飲んでワイワイしている時や、旅行でリゾート地へ行って海を見ながら黄昏ている時など、ホットヨガでも良いですが、自分がリラックスしている状態がこれであります。
しかし、ギリシャの哲学者 アリストテレスは、このHedonic Well-beingだけでは、持続的な深い幸福感は得られないと言います。
アリストテレスは、良い魂こそが、最高の幸せをもたらすと説きます。 Eudaimonic Well-being、つまり意味や目的のある生き方、自分の能力を発揮しながら、自己成長や自己実現を通して得られる幸福感に、持続的な幸福が得られると言います。
それが、先日の私の代表塾でも説明した、常にチャレンジ・ゾーンにいて自分を鍛錬し、成長して行くことに繋がるのでしょう。