想いから始る
企業運営をする中で、何かしらのトラブルや問題というものは必ず発生します。
その頻度としては、 小さい問題であれば、日常で毎日何かしら起こっているでしょうし、1 : 29 : 300 の法則(ヒヤリハット)のように、小さい問題が300、中くらいな問題が29、それらを放置していると大きな問題が1件発生するようはケースもあります。 それらの問題1つ1つを紐解くと、内的問題と外的問題の2つに分けられます。
内的問題とは、自分や企業の内側に原因を求めるもの。
例えば、自社製品のクレームや社員間のトラブルなど。
外的問題とは、自分や企業の外側に原因を求めるもの。
例えば、法改正や戦争、経済の変化、政治においての貿易摩擦など。
このような如何なる問題発生においても、企業として対応・解決・対策を講じなければならないし、早期に解決出来なければ、お金や組織に損失が発生してしまいます。
では、その問題を解決するのは誰か? その企業で働く我々であり、それこそパートさんから正社員、管理職、経営陣と、各担当者が任された仕事で発生した問題を、的確に対応しなければなりません。 例えば、他の企業さんで、自社のスタッフの問題改善の意欲が薄いという悩みがあるとします。 では、その企業の何か欠落しているのでしょうか? 社員の質でしょうか? 社員教育でしょうか?
答えは、企業の「想い」が共有されていないからです。
企業で働く人たちは、その企業の一つの運命共同体に属しています。
どこの企業も、文化があり、組織があり、規律やルールがあり、各人に責任と役割分担が与えられます。 では、各人の行動指針とは、企業の「想い」があり、その想いから「理念」が定められ、その理念が「行動」に繋がります。 その為、行動を変えるには、理念を浸透させること、理念を浸透させるには、想いを伝えること。 想いを伝えていなければ、行動も変わらないということでしょう。
ビジネスとは、問題解決の積み重ねだと私は考えています。 世の中の不を解消することでビジネスが生まれていきます。 話が長くのなるので不の解消の話はまた次回にいたします。
それでは「想い」とは何か?
その答えは、企業を創った創業の「想い」であり、創業期から企業価値を創り上げてくれた先人たちの「想い」がその答えになるのでしょう。