上海の状況
上海市のロックダウンが解けずに苦しんでいます。
1番の問題が、いつ解けるかが分からないという事です。
海外にいる我々より遥かに、現地で隔離をされている方達のほうが不安と怒りを持っていると思います。 私も、ネット上のニュースと現地スタッフからの連絡でしか状況が把握出来ていませんが、当社の現地スタッフたちも、中には1ヶ月以上も厳しい隔離生活を送っている子たちもおり、私からは只々、皆の安否を祈る事しかできないのが悔しいところです。
先週末に、在上海日本国大使から上海市副市長へレターが送られました。 その内容は、現地に進出している 11,000社の日系企業が政府方針に全面的に従い操業を止めている事、それによって世界中のサプライヤーズチェーンに影響を及ぼしている事、今後の政府方針が全く把握出来ない事が、企業にとって大きな懸念事項として上げられていました。
当社は、恵州の工場が何とか稼働しているのが未だ救いにあります。 日本の輸出向けもそうですが、上海から華北・華中のお客様へ出荷していた製品を、恵州工場が受け皿となって対応してくれています。
しかし、上海以外の地域でも、上海市の二の舞にならないように、行政が先行して部分的な隔離を進めており、特に上海市に隣接している地域(蘇州や昆山など)では操業を止めている企業も増えつつあります。
このような苦しい状況下でも、当社グループ会社各社が互いに助け合い、供給支援をしてくれている事に大変感謝いたします。 また上海が早く好転する事を心よりお祈り申し上げます。