学びの場
先週は、新入社員が2名が入社しました。私もいくつかの新人教育をさせてもらいました。そういった教育の中で気を付けていることがあります。
それは「マニュアル読みしない」ということです。けして、マニュアルを参考にしないということではありません。マニュアルや資料を使って教育をするのですが、私の場合はマニュアルに書いてあることをそのまま読まないということです。
マニュアルや資料に書いていることをそのまま読むのであれば、教育する人は要りません。資料を渡して、「読んでおいてね!」と伝えればよいだけです。だって、「ここの漢字なんて読むか分かりません!」などの質問などは無いのですから。
教育する側が大事なのは、理解出来るように説明し、理解出来ているかを確認することです。そのために、一人ひとりに対する教育の仕方が変わることもあります。そして、もっとも大事にしているのは自分の言葉で話すということです。これは、自分も理解していなければいけない、実践していなければいけない、ということです。
毎週行っている社員の講義も同様です。資料を見て、ネットで調べて、講義資料を作ることもあるでしょう。しかし、その内容を見て「完全にコピペだな」と分かる時もあります。なぜなら自分の言葉になっていないからです。それが悪いとは言いません。ですが、講義をするというのは、どうやって相手に伝えるか、という自分自身の勉強の場でもあるのです。
資料やネットで調べた内容をまずは自分自身に落とし込み、納得し、自分の知識として吸収し、そしてどうやったら伝わるかと考えて自分の資料にすることが大事です。
動画貼り付けも分かりやすくて良いと思います。ですが、何を伝えたいのか、何を見せたいのか、が明確でないと動画というのは逆によく分かりません。伝え方と動画を流すタイミングですね。
新人教育をするたびに、自身の行動や基本的な姿勢を見直すことが出来ます。講義資料や発表資料を作るたびに、自分の知識を再分解し理解度をチェック出来ます。
当社は本当に色々なところに「学びの場」がありますね!話すのが苦手、資料を作るのが苦手、色々と苦手はあるでしょうけど、経験は大きな財産として役に立ちます。これからも、どんどん学んで成長していきましょう!