歴史上参謀役から得るもの
経営学書物を抜粋読みして共感を受けた内容。
参謀役はトップのわき役ではなく、フォローシップのあるリーダーと説かれている。トップの側近ではあるものの、両社の意見を調整することが肝心。その他の側からも一目置かれる存在、聞き上手で、寛大に周囲をけん引できる大きな懐の持ち主でないと務まりませんと一節あり。
この部分に着目してみた。上杉景虎=直江兼続、武田信玄=山本勘助、豊臣秀吉=黒田官兵衛。ビジネス界では本田宗一郎氏の司令塔として藤沢武夫氏。
本人にとってはあくまでも謙虚。敷居は高いが、見習う部分は多い。
弊社事業所の要となっているベトナム工場では工場長の下が弱点となっている。指示役を改善しなければならない。旗振り管理ができる人材を外から入れればよくなるということはない意見を尊重し、スーパーバイザーの能力開発計画を押し出していく。その途上のなかでも意識は上がる筈で、現地日本人がけん引して参謀実力者を育てることにした。