「テクノロジー」先進国
ネットニュースを見ていたら、1日辺りの日本の感染者数:6500人、中国は173人。 日本の人口の10倍いる中国が1/30でした。 多少は誤差があるようですが、中国政府の面子と威信をかけてコロナの封じ込みを行っているので、間違った数字でも無いだろうと、ニュースのコメンテーターが言っていました。
「プライバシー」か「命」か?
中国では、健康アプリを全人口が使っており、
青色:通行可能(健康)
黄色:要観察(コロナ感染者との濃厚接触、重点地域から来た直後など)
赤色:要隔離(感染者である)
この色がついたQRコードを出さなければ、地下鉄に乗れない、ショッピングモールに入れない、自宅(マンション)にも入れない。 国は、アプリ登録を強制している訳では無く、使う使わないは国民が決める事。 ソフト開発も民間が行っており、入場制限をかけているのも民間企業である。 しかし、健康アプリが無いと生活が出来ない仕組みであり、初めてスマホを使う80歳のご老人も、必死に使い方を覚えるのだと言う。 これも数年前から都市部では、電子決済で無いと市場で野菜すら買えないので、都市部のほぼ全ての人がスマホを持っているという。
感染経路も、GPSでその人の全ての行動が分かってしまう。 例えば、何時何分に家を出て、何時間ビリヤードをやって、どこどこのショッピンモールでどこの店に入って、誰と食事をして、何時に帰って来た。 途中で感染者と接触した事も分かるし、日本は感染後に聞き取り調査で感染経路を追っていくが、中国では本人に聞かなくても全てがこの健康アプリが証明してくれる。
日本でも接触確認アプリ「COCOA」があるが、なぜ普及しないのでしょうか?
これらのIT技術などテクノロジーの進化というのは、安全を守ると言う観点であれば、正しい選択だと思います。 私も子供がもう少し大きくなったら、防犯で必ずGPSを取り付けるでしょうし、正当な生活をしている人に取っては、むしろウェルカムのような気がします。
日本も緊急事態宣言で、徐々に陽性者数の人数が減ってきていますが、専門家の意見は、今後もしばらくは増減を繰り返すと言っていました。
中国のテクノロジーは、日本の10倍先を走っている。 また普及させる仕組み作り(システム化)も、ものすごく優秀だなっと感じます。 どんなに優れた物でも、浸透し使われなければ意味がない。 改めて中国の偉大さを感じるニュースでした。