走りながら考える
先日、当社の突撃隊長(営業)と、一緒に出張する機会があった。
車での道中、
「一昔前の会社は皆スパルタだったが、今はパワハラとか気にしなければならない!」
そんな話になった。
昔みたいに馬鹿野郎呼ばわりで叱っていたら、今の若者は付いて来ないだろう。
この突撃隊長、当社へ入社をする前は住宅関係の訪問販売をやっていて、
朝から晩まで飛び込み営業を行なっていた。
その会社の社員教育に、
「考える前に走れ、走りながら考えろ」
あーだ、うーだ、悩んでいる暇があれば、さっさと外へ行ってピンポンを押して来いというのが、
教育だったと言う。
孫子の兵法にこんな格言がある。
「拙速は巧遅に勝る」
どんなに良い物を作っても、遅ければお客様は見向きもしない。
ちょっと雑でも早ければ早いほど、お客様は関心を持って貰える。
行動すれば、またそこから新たな気づきと考えが広がっていく。
自分が苦手な事や、やった事がない事でも、最初から逃げるのでは無く、先ずはやってみる。
走って、考えて、修正し、また走って、考えて、、、その繰り返しが実績となり人を成長させる。
当社の社是・考え方にも、
「いまやる、すぐやる、早くやる!」
「その前に周到なる段取りを!」
この「スピード感」こそが、今のニッセイエコの結果である。