日本の品質
当社グループでは海外を含めた全工場を対象に
現在クオリティカップと称した、品質監査を行っている。
そこで先日、VIETNAMのHo Chi Minh工場、HAIPHONG工場に訪問した。VIETNAMのHAIPHONG工場は5年前に立上げにも携わり、
非常に思い入れのある工場である。そこへ5年ぶりに訪問した。 5年ぶりの訪問で、立派な工場となっていたのには非常にうれしく思った。きちんと管理されており、スタッフも緊張感を持ちつつも活気あふれて働いていた。そして監査を進めていくと、私が作った書類も未だに活用されていた。
言われた事には素直で実直であるベトナム人の気質が感じられる。監査の結果、きちんと管理された品質管理システムとなっていた。
さて、海外は全体的に、少なからず日本よりシステムが整っている。きちんとしたシステムで良品をつくり上げているのである。過去日本では、システムが曖昧でも、職人さんの技術やこだわり、日本人の気質で
良いものを世界に送り出してきた。
しかし、昨今、職人さんも減り、技術者が減っている。
日本人の気質もグローバル化で薄れてきている。そうなってくると日本もシステムを整えるのが急務である。
残念ではあるが、良品を作らなければ元も子もない。もともとシステムとかマニュアルに弱かった日本人
品質を作りこむシステムを一人一人意識していかなければならない。